秘密結社ゼディス

ゲーム「The Elder Scrolls V : Skyrim」の世界を土台にして創作した、
独自設定の創作小話を連載しています。
多量のMod導入環境が舞台のため、
ロアフレンドリーではないことをご承知の上で御覧ください。

※只今移設作業中

Episode12-狼も歩けば骨に当たる 01

ぽたり。
床と呼ぶには荒削りすぎる洞窟の石の上に、雫が落ちる。
よろよろと通り過ぎる人影から、またぽたり。

「ふんぬうう、くおおおお」

少年の唸るような声。
彼は荷物を背負って運んでいた。とても重いものを。


12-1-18


極寒のスカイリムの外気よりはマシだが、この洞窟だって別に暖房設備がついているわけではない。
冷え切った空気でも汗が止まらないのは、こういう重労働ができる人員が彼しかいないせいだ。

「オレは、肉体労働向きじゃ、ないってのにっ… ぜーはー」

そんなにひ弱というほどでもない彼だが、着ている服は魔術師のローブ。
それも、趣味の悪いドクロの意匠がついている。
誰がこれを流行らせたのかは皆目見当がつかないが、スカイリムのごく一部ではとてもポピュラーなローブだった。
…死霊術師達の間では。

つまるところ、彼もまた死霊術師なのだった。





続きを読む

Episode11-お前を見ている 03

11-3-1



セリン「実を言うとね。こちら側では既に、君たちウェイレスト魔術師サークルの実情がどのようなものか、ほぼ把握している」

そう言われて、警戒するオタマ。
当然のことだった。

オタマ「…何を、知ってるって?」

ウェイレスト魔術師サークル。
彼女の所属は、そもそもあまりメジャーな組織ではない。





続きを読む

Episode11-お前を見ている 02

セリンは、手の内のコップで軽く喉を湿らせると、語りだす。

セリン「あれは、6年前のことだ。第4紀195年。僕は、スカイリムの北東、ウィンターホールド大学に入学していた」


11-2-2


ウィンターホールド大学は、スカイリムにある唯一の魔術師ギルドだ。
亡霊の海に浮かぶ孤島に、ウィンターホールドの要塞から橋が架かっている。
その本土と切り離された立地から見ても、スカイリムで忌避される魔術師というものを象徴しているような建物だった。

セリン「あそこの住民は、大学以外何もないところだと言うけど、ほぼ正しい。元々は災害でそうなってしまっただけらしいが、それから壊れた家屋を何十年も放置してるのは首長が怠けているとしか思えないな」





続きを読む
カテゴリー
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ