秘密結社ゼディス

ゲーム「The Elder Scrolls V : Skyrim」の世界を土台にして創作した、
独自設定の創作小話を連載しています。
多量のMod導入環境が舞台のため、
ロアフレンドリーではないことをご承知の上で御覧ください。

※只今移設作業中

Episode11-お前を見ている 02

セリンは、手の内のコップで軽く喉を湿らせると、語りだす。

セリン「あれは、6年前のことだ。第4紀195年。僕は、スカイリムの北東、ウィンターホールド大学に入学していた」


11-2-2


ウィンターホールド大学は、スカイリムにある唯一の魔術師ギルドだ。
亡霊の海に浮かぶ孤島に、ウィンターホールドの要塞から橋が架かっている。
その本土と切り離された立地から見ても、スカイリムで忌避される魔術師というものを象徴しているような建物だった。

セリン「あそこの住民は、大学以外何もないところだと言うけど、ほぼ正しい。元々は災害でそうなってしまっただけらしいが、それから壊れた家屋を何十年も放置してるのは首長が怠けているとしか思えないな」





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Episode11-お前を見ている 01

あれほど鬱陶しかった戦輪は、すっかり消え去っている。
オタマは、夜母の周囲のマジカの支配が止まったのを感じ取っていた。

オタマ「…手こずらせやがって」

そのまま、倒れた相手の所まで歩いていく。
戦意は冷めきっていたが、この脅威を放置しておくわけにはいかない。
たとえ無抵抗でも、トドメだけはさしておくつもりだった。
…のだが。


11-1-1


セリン「ストップ。残念だが、その娘を殺させるわけにはいかないな」

セリンがそれよりも先に、漆黒の身体を抱え起こしていた。

オタマ「こんな危ない奴生かしておくなんて、正気?」

セリン「危ない奴は消えてるよ。もう、とっくにね」

オタマ「…はぁ?」

その足元から、力のない声が響いてくる。





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Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 15

それは、戻ってきたヴィオラダリオが、セリンフィアを見つけた直後だった。

ヴィオラ「な、何あれ…!」

森の区画が、一瞬で炎上する。
ダリオも、真顔でそれを見つめる。

セリンとフィアの視線の先に、炎の元凶があった。
漆黒の夜母と、魔術師の女が戦っている。


10-15-12


魔術師の燃える手に、魔法陣の柱のようなものが握られていた。
彼女がそれを振るうたび、視界が朱に染まる。
終わることを知らない、炎の嵐が吹き荒れていた。


10-15-11


それを受ける夜母の姿は、地面から浮き上がり、飛んでいる。
その周囲には、光を呑みこむ漆黒そのものの色をした戦輪チャクラムがいくつも空中を漂いながら、主を守っていた。
時折、高速で飛び出して、意思でもあるかのように魔術師の身体を狙う。
魔術師の彼女はシセロを消し飛ばした閃光を避けながら、戦輪も避けるという神懸かった挙動を強いられていた。

まるで、別世界の出来事のようだ。





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