秘密結社ゼディス

ゲーム「The Elder Scrolls V : Skyrim」の世界を土台にして創作した、
独自設定の創作小話を連載しています。
多量のMod導入環境が舞台のため、
ロアフレンドリーではないことをご承知の上で御覧ください。

※只今移設作業中

Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 02

長旅の果てに、ドーンスターセリンヴィオラの二人が着いた時、強風で海は荒れていた。
一党の聖域があるのは、街からこの海岸線沿いに東に向かったところ。


10-2-1


時間は真夜中、空気は厳しく冷えきっている。
空にはオーロラが浮かんでいた。
美しいがどこか不安になる光の帯を眺めながら、無言で進む。

ほどなくして、ドクロがあしらわれた聖域の扉が見えてきた。
デザインそのものは、ファルクリースのものと同一だ。

扉に触れると、主無き声が響く。

人生で最大の悩みとは何か…?

セリン「無知だ」

コマンドワードを告げる。
あっさりと扉は開いた。

セリン「さて、どんな応対をしてくれるやら」

ヴィオラ「道化師式で、騒がしいことは保証するわ」

二人揃って、足を踏み入れる。





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Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 01

彼女は、笑わない子供だった。


10-1-1


帝都シロディールから南にあるブラヴィルという街で、ダークエルフの娘は生を受けた。
もっとも、当時はまだ村という方が正しい。
出産の場所が馬屋の藁の中、と言えば分かるだろうか。
それは、全くもって望まれない出生であったことを。

彼女の母は、身籠るまでは別の街の有力者の元で働く下女であったことと、その父親が誰であるかを知らされていないという事実から、推測できることは少なくない。
ただ、その母から彼女が聞くことができたのは、自らを追放した屋敷の者達への恨み節だけだった。
そしてその憎しみは、生まれてきた罪の無い我が子にも向けられていた。

それを、彼女は何よりもよく理解していた。
自身は、愛されることのない存在なのだと。





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Episode09-ライラックは9度死ぬ 05

翌日。

「昨日の火事、見た? 西の、ゴールデングロウ農園だっけ? あの小島の」

「見た見た」

「あれ、盗賊ギルドの放火らしいのよ…」

「え、本当に? あそこ傭兵がいっぱいうろうろしてたじゃない」

「それを出し抜いたってことみたい。怖いわね…」

リフテンの街ではすっかり、昨日の火事が話題になっていた。
当然、その話は、この人の耳にも入っている。


9-5-1


メイビン「…フン、やっと手をつけましたか」

宿屋兼酒場、ビー・アンド・バルブの、彼女専用に用意された席で、自身の最高傑作であるブラックブライア・プライベートリザーブを飲みながら、呟く。





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