秘密結社ゼディス

ゲーム「The Elder Scrolls V : Skyrim」の世界を土台にして創作した、
独自設定の創作小話を連載しています。
多量のMod導入環境が舞台のため、
ロアフレンドリーではないことをご承知の上で御覧ください。

※只今移設作業中

Episode11-お前を見ている 01

あれほど鬱陶しかった戦輪は、すっかり消え去っている。
オタマは、夜母の周囲のマジカの支配が止まったのを感じ取っていた。

オタマ「…手こずらせやがって」

そのまま、倒れた相手の所まで歩いていく。
戦意は冷めきっていたが、この脅威を放置しておくわけにはいかない。
たとえ無抵抗でも、トドメだけはさしておくつもりだった。
…のだが。


11-1-1


セリン「ストップ。残念だが、その娘を殺させるわけにはいかないな」

セリンがそれよりも先に、漆黒の身体を抱え起こしていた。

オタマ「こんな危ない奴生かしておくなんて、正気?」

セリン「危ない奴は消えてるよ。もう、とっくにね」

オタマ「…はぁ?」

その足元から、力のない声が響いてくる。





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Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 15

それは、戻ってきたヴィオラダリオが、セリンフィアを見つけた直後だった。

ヴィオラ「な、何あれ…!」

森の区画が、一瞬で炎上する。
ダリオも、真顔でそれを見つめる。

セリンとフィアの視線の先に、炎の元凶があった。
漆黒の夜母と、魔術師の女が戦っている。


10-15-12


魔術師の燃える手に、魔法陣の柱のようなものが握られていた。
彼女がそれを振るうたび、視界が朱に染まる。
終わることを知らない、炎の嵐が吹き荒れていた。


10-15-11


それを受ける夜母の姿は、地面から浮き上がり、飛んでいる。
その周囲には、光を呑みこむ漆黒そのものの色をした戦輪チャクラムがいくつも空中を漂いながら、主を守っていた。
時折、高速で飛び出して、意思でもあるかのように魔術師の身体を狙う。
魔術師の彼女はシセロを消し飛ばした閃光を避けながら、戦輪も避けるという神懸かった挙動を強いられていた。

まるで、別世界の出来事のようだ。





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Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 14

10-14-1


オタマの姿を確認したセリンは、深刻な顔をしていた。

セリン「オタマ。まずい。今、君が戦うのは、まずい」

オタマ「…何がまずいのかは聞かないでおいてあげるけど、あの、ウェズって子よね。あたしにだって判るわよ。対処法選んでる場合じゃないでしょ? 前に感じた時と段違いのヤバさよ。ぶん殴ってでも止めなきゃいけないんじゃないの?」

セリン「…あいつは暴走してるんだ。別の奴に意識を乗っ取られてる。今のあいつは、力加減ができる状態じゃないし、何より君とは、相性が悪い

オタマ「説明してくれるのは結構だけど、今自分で撤退してきたとこだってのを忘れてない? すぐにあいつ出てくるわよ。後は実戦で把握するから平気」

セリンは額に手を当てていた。
彼が危惧していることは伝わっていない。この切羽詰まった状況で、オタマを説得して引いてもらう余裕はない。

会話を聞いていて、フィアにもわかった。
この女性は、セリンが危惧するほど強い魔術師だ。
そして、ウェズと戦いたがっている。
もう、オタマはやる気だ。

その時は目前に迫っていた。





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