秘密結社ゼディス

ゲーム「The Elder Scrolls V : Skyrim」の世界を土台にして創作した、
独自設定の創作小話を連載しています。
多量のMod導入環境が舞台のため、
ロアフレンドリーではないことをご承知の上で御覧ください。

※只今移設作業中

Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 14

10-14-1


オタマの姿を確認したセリンは、深刻な顔をしていた。

セリン「オタマ。まずい。今、君が戦うのは、まずい」

オタマ「…何がまずいのかは聞かないでおいてあげるけど、あの、ウェズって子よね。あたしにだって判るわよ。対処法選んでる場合じゃないでしょ? 前に感じた時と段違いのヤバさよ。ぶん殴ってでも止めなきゃいけないんじゃないの?」

セリン「…あいつは暴走してるんだ。別の奴に意識を乗っ取られてる。今のあいつは、力加減ができる状態じゃないし、何より君とは、相性が悪い

オタマ「説明してくれるのは結構だけど、今自分で撤退してきたとこだってのを忘れてない? すぐにあいつ出てくるわよ。後は実戦で把握するから平気」

セリンは額に手を当てていた。
彼が危惧していることは伝わっていない。この切羽詰まった状況で、オタマを説得して引いてもらう余裕はない。

会話を聞いていて、フィアにもわかった。
この女性は、セリンが危惧するほど強い魔術師だ。
そして、ウェズと戦いたがっている。
もう、オタマはやる気だ。

その時は目前に迫っていた。





続きを読む

Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 13

10-13-1


瞬時に飛びかかってきたシセロの短剣を、セリンは盾で跳ね返す。
そのまま、右手の剣でいだ。
だが、シセロは驚異的な反応で、間合いから外れる。
セリンの剣は空を切った。

シセロ「君が落としたかったのは、太っちょのラグナルの首かな?」

彼の挙動は、とにかく素早い。

シセロ「このシセロの首なら、それでは遅いなァ」

そして、不規則だ。
急にしゃがんだり、ジャンプしたり。

フィアダガーで援護射撃を狙うが、野生の獣ほど動きが判りやすくない。
狙いがつけにくいのだ。
フェイントだらけで、行動にパターン性がない。
戦いにおける彼は、天性のトリックスターだった。

シセロ「そっちの君らは見てるだけかい? それでも結構、観客は必要だからねェ」

ウェズも同様に、攻めあぐねている。





続きを読む

Episode10-Mammy and Me, and Daddy at times 12

もう、深夜になっていた。
フィアは、眠れないまま、ゼディスの庭園まで出てきていた。


10-12-1


フィア「あーあ… これじゃ、睡眠時間狂っちゃうな」

ぼやきながら、星のまたたく空を見つめる。
スプリガンの彼女は、今ここには居ないようだ。
深夜でも、この要塞はそれほど寒く感じない。

こことファルクリースが繋がっているのは、転移門てんいもんを介してだ。
あのドゥーマーの装置と一緒で、距離は関係ない。
もしかすると、ここは地理的にスカイリムからは遠く離れているのかもしれなかった。





続きを読む
カテゴリー
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ